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平林たい子文学賞
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平林たい子文学賞(ひらばやしたいこ ぶんがくしょう)は、作家平林たい子(1972年没)の遺志に基づき、「文学に生涯を捧げながら、あまり報われることのなかった人に」という意向から、毎年すぐれた小説・評論で(原則)各1作品を対象とする文学賞。 平林と長い親交があった渡辺久二郎が「平林たい子記念文学会」の代表者となり設定した。1989年の第17回より講談社主催となり、1997年の第25回目をもって終了した。
受賞作一覧
1997
年
第25回
保坂和志
「
季節の記憶
」
川西政明
「
わが幻の国
」
車谷長吉
「
漂流物
」
高橋昌男
「
独楽の回転 甦る近代小説
」
1996
年
第24回
福田和也
「
甘美な人生
」
村上龍
「
村上龍映画小説集
」
1995
年
第23回
川村湊
「
南洋・樺太の日本文学
」
稲葉真弓
「
声の娼婦
」
1994
年
第22回
樋口覚
「
一九四六年の大岡昇平
」
井口時男
「
悪文の初志
」
伊井直行
「
進化の時計
」
1993
年
第21回
大城立裕
「
日の果てから
」
1992
年
第20回
岩阪恵子
「
画家小出楢重の肖像
」
村田喜代子
「
真夜中の自転車
」
1991
年
第19回
吉目木晴彦
「
誇り高き人々
」
1990
年
第18回
坂内正
「
カフカの「アメリカ(失踪者)」
」
1989
年
第17回
津島佑子
「
真昼へ
」
山田詠美
「
風葬の教室
」
1988
年
第16回
石原慎太郎
「
生還
」
雨宮雅子
「
斎藤史論
」
1987
年
第15回
森常治
「
文学記号の空間
」
戸田房子
「
詩人の妻 生田花世
」
1986
年
第14回
三木卓
「
馭者の秋
」
笹本定
「
網
」
1985
年
第13回
福井馨
「
風樹
」
杉森久英
「
能登
」
高橋英夫
「
偉大なる暗闇
」
1984
年
第12回
梅原稜子
「
四国山
」
辻井喬
「
いつもと同じ春
」
新庄嘉章
「
天国と地獄の結婚―ジッドとマドレーヌ
」
奥野健男
「
間の構造
」
1983
年
第11回
渋川驍
「
出港
」
金子きみ
「
東京のロビンソン
」
1982
年
第10回
八匠衆一
「
生命盡きる日
」
渡辺保
「
忠臣蔵―もう一つの歴史感覚
」
岩橋邦枝
「
浅い眠り
」
1981
年
第9回
池田みち子
「
無縁仏
」
1980
年
第8回
青山光二
「
闘いの構図
」
1979
年
第7回
桶谷英昭
「
ドストエフスキイ
」
上田三四二
「
うつしみ-この内なる自然
」
中野孝次
「
麦熟るる日に
」
1978
年
第6回
橋本都耶子
「
朝鮮あさがお
」
宮内寒弥
「
七里ヶ浜
」
1977
年
第5回
小説部門
直井潔
「
一縷の川
」
小説部門
後藤明生
「
夢かたり
」
1976
年
第4回
小説部門
島村利正
「
青い沼
」
評論部門
村松剛
「
死の日本文学史
」
1975
年
第3回
評論部門
小田嶽夫
「
郁達夫伝
」
評論部門
若杉慧
「
長塚節素描
」
1974
年
第2回
小説部門
日野啓三
「
此岸の家
」
小説部門
藤枝静男
「
愛国者たち
」
評論部門
伊藤信吉
「
ユートピア紀行
」
1973
年
第1回
小説部門
耕治人
「
この世に招かれてきた客
」
評論部門
竹西寛子
「
式子内親王・永福門院
」
評論部門
山室静
「
山室静著作集
」
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