ジャック・ウィリアムスン(Jack Williamson, 1908年4月29日 - 2006年11月10日)は、アメリカ合衆国の小説家、SF作家。本名ジョン・スチュワート・ウィリアムスン(John Stewart Williamson)。別名ウィル・スチュワート(Will Stewart)。ロバート・A・ハインラインとともに「SF界の長老」("Dean of Science Fiction")と渾名された。
1928年、短篇「メタル・マン」が『アメージング・ストーリーズ』誌12月号に採用されデビュー。代表作はスペース・オペラの古典である『宇宙軍団』(1934年)および続編の4部作、パラレルワールドを初めとするアイディアに優れた長編『航時軍団』(1952年)。また1940年に『アンノウン』誌に掲載したサイエンス・ファンタジーDarker Than You Think(のち『エデンの黒い牙』として長編化)は、古代からの人狼の遺伝子についてフロイトの心理学や量子力学を駆使して描く物語で、OTOのジャック・パーソンズなど、真実の話だと信じる人々を多く生み出した。自然科学の領域では、ウィリアムスンはテラフォーミングや遺伝子工学の語を作り出した。