マウリツィオ・ポリーニ
マウリツィオ・ポリーニ(Maurizio Pollini、1942年1月5日 - 2024年3月23日)は、イタリアのミラノ出身のピアニスト。
父親は有名な建築家ジノ・ポリーニであり、また母親レナータ・メロッティ(彫刻家ファウスト・メロッティの妹)は声楽もこなすピアニストである。5歳からカルロ・ロナーティに、ロナーティの死後はカルロ・ヴィドゥッソにピアノを学んだ。現代最高のピアニストの一人として知られ、完成度の高いテクニック、研ぎ澄まされた感覚から紡ぎ出される硬質で透明感のある音色と響きを駆使して、作品そのものに語らせる姿勢に徹した。レパートリーはバロック時代から古典派、ロマン派、さらに現代までと幅広く、また、音楽の在り方について、文化や市民生活に不可欠な要素として、また、社会を変革する道具として理解されるべきとする考えを持っていた。
受賞作一覧