大岡信
大岡 信(おおおか まこと、1931年2月16日 - 2017年4月5日)は、日本の詩人・評論家。東京芸術大学名誉教授。日本ペンクラブ元会長。一ツ橋綜合財団理事。日本人初のストルガ詩の夕べ金冠賞受賞者。日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章者。
静岡県三島市に生まれた。父は歌人大岡博。文学的雰囲気の中で成長し、沼津中学3年の頃からガリ版刷りの同人誌を作る。旧制最後の一高に入学。東大では日野啓三、佐野洋らと同人雑誌を作った。大学卒業後、10年間新聞記者生活を送り、のち明大に移ったが、その間に第一詩集『記憶と現在』(1956年)、日本人の美意識の構造を分析した評論『抒情の批判』(1961年)を刊行した。その後は、紀貫之の復権をめざした『紀貫之』(1971年)をはじめ、詩、戯曲、文芸・美術評論、大学教授と旺盛に活動した。作家の大岡玲は息子。
受賞作一覧