浅田真央
浅田 真央(あさだ まお、1990年9月25日 - )は、2000年代から2010年代にかけて活躍した日本のフィギュアスケート選手(女子シングル)で現在はプロスケーター。2010年バンクーバーオリンピック銀メダリスト。世界選手権3度優勝、グランプリファイナル4度優勝、四大陸選手権3度優勝、全日本選手権6度優勝。
愛知県名古屋市生まれ。5歳でスケートを始め、12歳の時に初めて出場した全日本選手権で「天才少女」として大きな注目を浴びた。2004年にはジュニア女子では史上初となる3回転アクセルを成功させ、ジュニアの大会を総なめにした。2005年にシニアに転向すると、当時の世界女王・イリーナ・スルツカヤを破り、グランプリファイナルで優勝を果たした。2006年トリノオリンピック出場を期待する声も上がったが、年齢制限のため出場はかなわなかった。
2008年には世界選手権で初の優勝を果たし、同年のグランプリファイナルでは女子シングル史上初めて1つのプログラムで2度の3回転アクセルを成功させた。2010年バンクーバーオリンピックでは女子シングル史上初めて1つの競技会中に3度の3回転アクセルを成功させ、日本女子史上3人目のメダルとなる銀メダルを獲得した。その直後の世界選手権ではバンクーバーオリンピック金メダリストのキム・ヨナを破り、2度目の優勝を果たした。
2010年からは全てのジャンプの技術を一から見直した。世界選手権では2シーズン連続で6位に終わったものの、2013年には3年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得。同年、シングル史上初めてグランプリシリーズ全7大会を制覇した選手となった。集大成と位置付けて臨んだ2014年ソチオリンピックは6位に終わったが、直後の世界選手権では日本史上初となる3度目の優勝を果たした。その後は1年間の休養ののち競技に復帰し、2シーズンを戦って競技を引退した。
引退後は『浅田真央サンクスツアー』、『BEYOND』の2つのアイスショーで全国を回ったほか、史上初となる劇場でのアイスショー『Everlasting33』を開催した。また、自身の名を冠したスケートリンク「MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI」を東京都立川市に建設した。
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