×は、記号の一つ。読み方は「かける」「かけ」「ばつ」「ぺけ」「たすきじるし」「ばってん」「ちょめ」「クロス」「バイ」など。また、発音や転写をしない場合もある。読み物等を音読する上では「スラー」と読むこともある。
代用として、ラテン文字の「x」や「X」が使われることもある。例えば、寸法表記の「100 cm x 100 cm」など。こちらはASCIIコードでも利用できるというメリットがあり、特に英語圏の電子文書(プレーンテキスト)などで広く代用されている。
形が似た記号に「✗」(ballot X, X mark, cross)があるが、日本語では「×」と「✗」を使い分けず共に「×」を使うことが多い。フォントによっては、両者の字形に違いがなく、ballot Xも左右対称な字形になっていることがある。
文字実体参照は「×」。TeXでは「\times」。timesは掛け算の「掛ける」を意味する英語である。