『オセロー』(Othello)は、ウィリアム・シェイクスピア作(1602年)の悲劇で5幕の作品。シェイクスピアの四大悲劇の一つ。副題は「ヴェニスのムーア人」(The Moor of Venice)。
ヴェニスの軍人であるオセローが、旗手イアーゴーの奸計にかかり、妻デズデモーナの貞操を疑い殺すが、のち真実を知ったオセローは自殺する、という話。最も古い上演の記録は1604年11月1日にロンドンのホワイトホール宮殿で行われたものである。登場人物の心理が非常に明快であり、シェイクスピアの四大悲劇中、最も平明な構造をもつ。ボードゲームのオセロの名前の由来でもある。