『シルマリルの物語』(シルマリルのものがたり、原題:The Silmarillion、シルマリッリオンまたはシルマリルリオン)は、J・R・R・トールキンの神話物語集。トールキンの死後、息子クリストファー・トールキンによって彼の遺稿がまとめられ、編集を加えられた上で1977年に出版された。
創世から『ホビットの冒険』、『指輪物語』の時代(太陽の時代の第三紀)にいたるまでの中つ国の歴史を扱う。これら2作で断片的に現れる英雄や神々の物語が詳細に記述されており、トールキンの創り出した世界をより深く知ることができる内容となっている。
トールキンの遺稿集としては他に、『終わらざりし物語』、『中つ国の歴史(The History of Middle-earth)』全12巻などがある。