『チグリスとユーフラテス』は、新井素子による日本のSF小説。『小説すばる』1996年4月号に「マリア・D」が掲載された。以後、4作が掲載され、1999年2月に集英社よりハードカバー単行本が発売された。装丁画は花井正子。第20回日本SF大賞を受賞したほか、第12回山本周五郎賞の候補作にも推されている。
2000年4月に徳間書店から発売されたSF雑誌『SF Japan [MILLENNIUM:00]』には「チグリスとユーフラテス外伝/馬場さゆり」が掲載され、2000年12月に早川書房から発売された『2001』には外伝「あした」が掲載された。2002年には集英社文庫より上下巻に分冊した文庫版が発売されている。