『ライラの冒険 黄金の羅針盤』(ライラのぼうけん おうごんのらしんばん、原題: The Golden Compass)は、2007年のアメリカ映画。イギリスの作家フィリップ・プルマン作の『ライラの冒険』シリーズの第1巻『黄金の羅針盤』を原作とする実写作品である。
日本ではギャガ・コミュニケーションズ・松竹の配給により2008年2月24日と25日に先行上映、3月1日に公開。
小道具の製作に、例えば羅針盤だけで実際の鍛冶部屋まで用意し非常に潤沢な予算をかけたものの、2008年10月、続編2作の制作について、制作会社は無期限で延長することを決定したとContactmusic.comが伝えた。この理由として当初は、世界的な金融危機の影響が指摘されていた。しかし2009年12月、制作会社から続編の制作について断念することが発表された。このときには理由として、北米カトリック連盟が「子供に対し無神論を奨励する映画だ」などとしてボイコット運動を展開したためとされ、原作者であるフィリップ・プルマンが遺憾の意を述べる事態となっている。