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人間万事塞翁が丙午

受賞一覧

1981

第85回直木賞

Wikipedia情報

『人間万事塞翁が丙午』(にんげんばんじさいおうがひのえうま)は、青島幸男作の小説。著者の母をモデルとしている。書名は主人公ハナが丙午に生まれたことによる。戦中から戦後にかけての下町の生活を、講談調で記述している点に特徴がある。タイトルは中国の古書「淮南子」に書かれている故事「人間万事塞翁が馬」のパロディ。 1981年第85回直木三十五賞(直木賞)受賞作品。1982年にTBSによりテレビドラマ化された。 なお、本作には以下の様な特徴がある。 直木賞を取ると周囲に公言して執筆を始めた作品 小説としては処女作 処女作での主要文芸賞の受賞 このような要素が重なった作品は日本の文学史を見渡しても他に無く、「超マルチタレント」とも称された青島の優れた才能の一端を示すエピソードとして知られる。