『偉大なる、しゅららぼん』(いだいなる しゅららぼん、英題:The Great Shu Ra Ra Boom) は、日本の作家・万城目学の小説。『小説すばる』2010年5月号から2011年4月号まで連載され、同年4月に刊行された。パワースポットである滋賀県の琵琶湖を舞台に、「湖の民」としての力を持った一族同士の対決の末、未曾有の災害に立ち向かう物語。作者はこの作品で「上手くなると、どうしても乱暴な側面がどんどん消えていってしまい、それが何となくよくない」と考え、デビュー時の作風に立ち返り、「文章にしても構成にしてもちょっと荒っぽく、そんなにきちきち決めずにやってみよう」という思いで書かれた作品となっている。
『ジャンプ改』にて関口太郎作画により漫画化され、2014年に実写映画化された。
2013年12月に英訳電子書籍The Great Shu Ra Ra Boom (翻訳:内村ウェンディ)が集英社のレーベル「Shueisha English Edition」より刊行された。