『悪なき殺人』(あくなきさつじん、Seules les bêtes)は2019年のフランス・ドイツのスリラー映画。
監督はドミニク・モル、出演はドゥニ・メノーシェとロール・カラミーなど。
原作はコラン・ニエルの小説『Seules les bêtes(映画の原題と同じタイトル)』。
吹雪の中で女性が失踪した事件をめぐって遠く離れた場所に住む人々の複数の視点で徐々に真実が明らかになっていく様を描いている。
2019年10月から11月にかけて開催された第32回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、最優秀女優賞(ナディア・テレスツィエンキーヴィッツ)と観客賞を受賞した。
日本では第32回東京国際映画祭で『動物だけが知っている』のタイトルで上映された後、2021年12月3日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で『悪なき殺人』のタイトルで順次公開予定。