『北西騎馬警官隊』(ほくせいきばけいかんたい、原題: North West Mounted Police)は、1940年に公開された、セシル・B・デミル監督・製作、ゲイリー・クーパー主演による歴史映画。同時に2人にとっては初の三原色法テクニカラー作品でもある。
北西騎馬警察(現・王立カナダ騎馬警察)設立100周年記念に因み当時まだまだ希少価値だったテクニカラーは光の三原色である赤=制服、緑=森林、青=スペリオル湖が充分に活かされるから題材にうってつけ、パラマウント創立者の一員でもあり実業家兼銀行家でもあったデミルらしい観客の心を掴む心憎い商法である。なお、当時のテクニカラーキャメラは3本のネガフィルムを同時に使う贅沢な機材で1台が500kg、前年度の『風と共に去りぬ』のアトランタ炎上場面では全米に7台しかなかったと記憶されている。