『夜の大捜査線』(よるのだいそうさせん、原題:In the Heat of the Night)は1967年のアメリカ合衆国のサスペンス映画。監督はノーマン・ジュイソン、出演はシドニー・ポワチエとロッド・スタイガーなど。ジョン・ボールの小説『夜の熱気の中で』(アメリカ探偵作家クラブ新人賞受賞)を原作とし、スターリング・シリファントの脚本である。音楽監督はクインシー・ジョーンズ。有色人種への偏見と差別が残る1960年代の米国の小さな町を舞台に、対立しながらも殺人事件の捜査をともにすることになった白人の警察署長とアフリカ系の刑事を描いている。
第40回アカデミー賞作品賞、主演男優賞(ロッド・スタイガー)、脚色賞(スターリング・シリファント)、音響賞(サミュエル・ゴールドウィン撮影所サウンド部)、編集賞(ハル・アシュビー)を受賞した。また2002年にアメリカ国会図書館が、アメリカ国立フィルム登録簿に新規登記した作品である。
本作が好評だったため、『続・夜の大捜査線』(1970)、『夜の大捜査線 霧のストレンジャー』(1971)が製作され、1988年から同名のテレビドラマシリーズも放送された。