『少年H』(しょうねんエッチ)は、妹尾河童の自伝的小説。当時の名前は「肇」だったので、セーターに書いてあったイニシャルからの愛称。1950年代以降、「エッチ」という読みは卑猥な意味を持つようになったため、Hの読みとして「エイチ」が推奨されるようになっているが、戦前から終戦の2年後までを描いた本作ではすべてのルビが「エッチ」とされており、本作の読みも上記の読みが正しい。1997年(平成9年)、講談社より刊行された。1997年(平成9年)度、毎日出版文化賞特別賞受賞作品。1997年(平成9年)度の第24回大佛次郎賞最終候補作でもあった。
上・下2巻から成る。後に講談社文庫、新潮文庫、青い鳥文庫から刊行されたほか、ジョン・ベスターの翻訳による英訳本 A boy Called H も出ている。
2013年(平成25年)8月2日、累計発行部数が340万部に達する。
1997年(平成9年)に『週刊こどもニュース』でアニメ化、1999年(平成11年)と2001年(平成13年)にスペシャルドラマ化、2013年(平成25年)に映画化され、他、舞台化もされた。