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受賞作ドットジェイピー

火の山―山猿記

受賞一覧

1998

第51回野間文芸賞

第34回谷崎潤一郎賞

Wikipedia情報

『火の山―山猿記』(ひのやま やまざるき)は、津島佑子の小説。講談社の文芸誌『群像』1996年(平成8年)8月号から翌1997年(平成9年)8月号に連載、1998年(平成10年)6月1日に講談社より上下巻で刊行。津島佑子の母方の祖父・石原初太郎は山梨県甲府市に住み、県嘱託として山梨の地質や動植物調査に携わった地質学者で、この石原家をモデルに、「火の山」こと富士山に寄り添い激動の時代を過ごした有森家5代の歴史を、一族の書簡や日記を織り交ぜる形で構成している。第34回谷崎潤一郎賞、第51回野間文芸賞受賞作。 2006年(平成18年)1月13日に講談社文庫より文庫化。 2006年(平成18年)に、本作を原案にしたNHK連続テレビ小説『純情きらり』が放送された。