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(「ハンゲショウ」に転送)
ハンゲショウ(半夏生、半化粧、学名: Saururus chinensis)は、ドクダミ科ハンゲショウ属に分類される多年草の1種である。カタシログサ (片白草) ともよばれる。水辺や湿地に生え、高さ1メートルに達し、葉は互生する。夏に小さな花が集まった細長い総状花序をつけ、その周囲の葉が白く変色する(図1)。東アジアから東南アジアに分布し、日本では本州(青森西北、下北区域の一部)以南から報告されている。
利尿、解毒、解熱作用がある生薬とされ、三白草(さんぱくそう)とよばれる。また観賞用に栽培されることもある。学名である Saururus chinensis のうち、属名の Saururus はラテン語で「トカゲの尻尾」(細長い花序の形)を、種小名の chinensis は「中国の」を意味している。