『羊たちの沈黙』(ひつじたちのちんもく、原題: The Silence of the Lambs)は、アメリカの小説家トマス・ハリスによる1988年の小説。ハンニバル・レクターシリーズの2作目。若きFBI訓練生が収監中の凶悪犯の助言を受けながら猟奇殺人事件の捜査を行うサイコ・スリラー。
本作は1981年の小説『レッド・ドラゴン』の続編として執筆された。前作では脇役であった凶悪な猟奇殺人鬼ハンニバル・レクター博士を主要人物に据えて、新たな登場人物クラリス・スターリングが、バッファロー・ビルと呼ばれる猟奇殺人鬼と対決する活躍を描いている。
1990年にジョナサン・デミ監督によって映画化され、アカデミー賞主要5部門を受賞するなど、高い評価を受けた(詳細は羊たちの沈黙 (映画))。特にアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士はシリーズの顔となった。