受賞一覧
(「源為朝」に転送)
源 為朝(みなもと の ためとも、旧字体:源 爲朝󠄁)は、平安時代末期の武将。源為義の八男。母は摂津国江口(現・大阪市東淀川区江口)の遊女。源頼朝、義経兄弟の叔父にあたる。
『保元物語』(『保元記』)によると、身長2mを超える巨体のうえ気性が荒く、また剛弓の使い手で、剛勇無双を謳われた。生まれつき乱暴者で父の為義に持てあまされ、九州に追放されたが手下を集めて暴れまわり、一帯を制覇して鎮西八郎を名乗る。保元の乱では父とともに崇徳上皇方に参加し、強弓と特製の太矢で大奮戦するが敗れ、伊豆大島へ流される。しかしそこでも国司に従わず、大暴れして伊豆諸島を事実上支配したことから、追討を受け自害した。
没後、八丈島に渡って死んだという伝承が生じ、さらに琉球(沖縄県)に渡ったという伝説に転じて、江戸時代以降に広く人口に膾炙した。