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高安犬物語

受賞一覧

1955

第32回直木賞

Wikipedia情報

『高安犬物語』(こうやすいぬものがたり)は、1954年に発表された戸川幸夫による日本の短編小説。戸川幸夫の第一作であり、代表作にも挙げられる。第32回直木賞受賞作。 初出は『大衆文芸』1954年(昭和29年)12月号。直木賞受賞により『オール讀物』1955年4月号に再録。 戸川自身の旧制山形高校時代の実体験をもとに、一部フィクションを交えて描いた半自伝的小説である。戸川によれば、長谷川伸が主催する新鷹会に入門してから間もなく、長谷川から、「新鷹会賞」を制定し年間の最優秀作に与えることにしたので、門下生で割当で何かを書いてくるように言われ、執筆した作品であったという。 東京書籍の小学校高学年の国語の教科書などでも紹介されている。