受賞一覧
『12人の優しい日本人』(じゅうににんのやさしいにほんじん)は、三谷幸喜の戯曲。自ら主宰する劇団・東京サンシャインボーイズのために書き下ろし、1990年7月30日に東京・シアターサンモールで初演、『しんげき』(白水社)1991年7月号(No.461)に掲載された。映画『十二人の怒れる男』へのオマージュとして、「もし日本にも陪審制があったら?」という架空の設定で描かれる法廷劇・密室劇。『十二人の怒れる男』での展開や設定を基にしたパロディが各シーンでみられる。
東京サンシャインボーイズにより1991年と1992年に、またパルコプロデュースにより2005年にも上演された。
1991年、三谷幸喜と東京サンシャインボーイズの脚本、中原俊の監督で映画化され、同年12月14日に公開された。
なお、陪審制に近い裁判員制度が施行されたのは2009年の日本であり、本戯曲はその19年前の作品である。